2021年5月25日、地域研究Ⅰ*の授業内にて、浦安のサッカークラブ「ブリオベッカ浦安」の石下様にご講演をいただきました。
明海大学のある浦安市は、人口約17万人、面積17.3㎢、千葉県では人口密度1位の小さな市です。ここに、1980年代にジュニアのサッカークラブを設立したのがブリオベッカ浦安です。2000年には社会人のトップチームが誕生しました。現在は関東リーグに所属、JFLへの復帰を目指しており、それには地域からの応援が欠かせません。
ご講演の中で、ブリオベッカ浦安はアスリートに目標を、子供たちに夢を与えるチームであること、特にトップチームは地域を笑顔にすることを目的にされているというお話を伺いました。実際、地域でのスポーツ教育活動や健康増進の活動を精力的にされています。トップチームやジュニア、キッズチームのみならず、OBやお父さんたちのチーム、40歳以上のお母さんたちのチームまであり、地域と密接に結びついています。
しかし、サッカーをする子供を通してのつながりは地域の一部でしかなく、JFL、その先のJ3に昇格を果たすためには、地区や世代を超えた地元ファンの獲得が課題となっています。浦安は狭い中にも大学や高校が複数あることから、浦安に住む人だけでなく近隣から通う学生などの若い人々が浦安という地域に愛着を持ち、チームを応援してくれるようになることで、大きな力を得ることができるはず。大学とクラブが連携して、地域への愛着をスポーツを通して持てるようなプランを、前学期後学期を通してこの授業で考えていきたいと思っています。
参加した学生たちは、普段知ることのできないスポーツマネジメントについてのお話を、大変興味深く聞いていました。石下様、コロナ禍の中、対面(一部遠隔受講生あり)授業にお越し頂き、貴重なお話をありがとうございました!
(学内では常時マスクをしています。写真を撮るときのみ一瞬外しました。)
* 地域研究Ⅰは、浦安という地域に興味・関⼼を持つとともに、地域に学⽣として何ができるかを考える授業です。浦安という地域を多彩な視点から⾒て、地域の⼈たちと積極的に交流する意識を持つことを目的としています。